金融経済イニシアティブ

やれやれ、ウェブ会議

2020.06.21

コロナ危機下の外出自粛は、私たちの暮らしを大きく変えた。

妻は、ウェブで井戸端会議やアンサンブルを楽しむ。

私も、高齢者仲間からオンライン飲み会に誘われる。

社会はたしかに変化している。

 

講演I

2月初めから、頼まれていた講演が次々と延期された。

ありがたいことに、次第にオンラインの講演依頼が舞い込むようになった。

 

オンラインで話すこと自体に、さほどの違和感はない。

問題は、冗談を言っても、手ごたえに欠けることだ。

聴講者のマイクとビデオをオフにしているので、冗談が受けたのか、滑ったのかも、分からない。

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一参加者としてウェブの会合に出席するときは、発言者の冗談にすばやくマイクをオンに切り替え、笑い声を入れるようにしている。

私なりのささやかな心遣いであるが、おかげでとても疲れる。

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悩みは世界共通のようだ。

見ると、オンライン画面の下には、「反応」という名のアイコンがある。

試しに押すと、「😊」や「👍」、「拍手」が画面に浮かび上がる。

 

な~るほどね。

今度、講演で冗談をいうときは、自分で「😊」ボタンを押してみよう。

あ、、これを人はヤラセという・・・か。

 

ウェブ会議

自宅からウェブ会議に出席するときは、職場と同じ服装に着替えてから、パソコンに向かう。

ポロシャツでは、どうも調子がでない。

やはりワイシャツ、ジャケットは必須だ。

 

若い人たちは違うようだ。

ポロシャツとスラックスで、コーヒーを飲みながら議論をすると、リラックスできて、よいアイデアが浮かぶという。

 

世代の差というより、もはや人種が違うのはないか。

 

講演II

試行錯誤の末、いくつか分かったことがある。

 

カメラの位置が低いと、老けてみえる。

⇒ パソコンは、できるだけ机の高い位置に置く。

 

顔の表情ははっきり映った方がよい。

⇒ パソコンの背後にLEDの卓上スタンドを置き、みずからを照らす。

 

そんな現場を、家族におさえられる。

妻「じゃ、ファンデーションもしたら」

私「えっ?」

長女「そうだよ、お父さん、今度、私がMatt化してあげるよ」

私「えっ、Matt化?」

 

Matt化って、なんだ??

スマホでこそこそと検索する。

検索結果を読む(注)。

 

お、お~!

こりゃいかん。

これでは、先行きの講演依頼も危ぶまれるではないか。。。

 

(注)Matt(マット):日本の男性ミュージシャン、タレント。父は、元読売巨人軍桑田真澄氏。Matt化:検索ください。

 

(イラスト:鵜殿かりほ)