金融経済イニシアティブ

健康二番

2020.11.16

毎年の人間ドックで気になるのは、やはりメタボ関連の数値である。

 

受診1週間ほど前から食事を減らし、当日に備える。

 

「一時しのぎ」と言われようと、そのそもの私の人生が一時しのぎの連続である。

 

 

昨年も、一時しのぎの末に、人間ドックに臨んだ。

体重計の目盛りは、たしかに前年より1Kg減った。

 

次は、腹囲の測定である。

看護師さんがお腹周りをメジャーで測ってくれる。

 

看護師「**cm。去年より2cm増えてますね。」

 

私「えっ!?、いえ、それはないな。もう一度お願いします。」

 

看護師「はぁ、まぁ。。。では、もう一度。。。」

 

私(こっそり息を吐き出す。)

 

看護師「えぇ、やっぱり**cm。去年より増えてますね。」

 

私「え、え~~っ!?」

 

 

身長は去年と変わらない。体重は減った。腹囲は増えた、、と。

ん???

 

論理的帰結は、一つしかない。

 

肉がお腹周りに集まった。。。?。

 

体形の変化を、頭の中で想像してみる。

ふ~む、、。

 

 

2代目マッサージ・チェア

 

四半世紀ほど前にマッサージ・チェアを買った話は、以前に書いた(注)。

(注)「健康一番」(2019.09.15)

 

その機械も、10年を超えて故障がちとなり、買い替えを決断した。

 

しかし、高価な代物である。

家電量販店にでかけ、何台か見て回るが、なかなか決まらない。

 

本来ならば、ここで値切る交渉を始めるべきところなのだろうが、小さなプライドのせいで、ウジウジしている。

 

 

そこへ、若い夫婦がやってきた。

いろいろと見比べた末に、私たちが目星をつけていたチェアを指さし、店員と値段の交渉を始めた。

 

私たちも近づき、成り行きを見守る。

 

 

そば耳を立てていると、若いのに、なかなかやるではないか。交渉上手のようだ。

 

しばしのやりとりの末、「ポイントをつけない」ことで、両者折り合ったようだ。

値段は結構安くなった。首尾は上々である。

 

 

若い夫婦と店員がそのままレジに向かいそうなので、あわてて呼び止める。

 

私「すんません。私たちも、いまの値段でなんとかなりませんか。」

 

店員「(じろりと私たちを見て、)ポイントはつきませんよ」

 

私「あ、はい、それで。」

 

 

若い夫婦とともにレジ近くのテーブルに移動する。

 

店員「え~、では、値段は、、、(電卓を見せながら)さきほど言ったとおりの価格です。」

 

若い夫婦「はい、結構です」

 

私たち夫婦「えぇ、それで」

 

店員「では、送り先の住所を教えてください。はじめのご夫婦から。」

 

若い夫婦「あ、はい、**県**市***。宛名は**様でお願いします。」

 

店員「あ、ご自身宛てではない、と。」

 

若い夫婦「え、えぇ、実家の親に贈るので。」

 

私たち(え、えっ~、そうだったの。グサッ。)

 

店員「そちらのご夫婦は?」

 

私「あ、はぁ、まぁ、その、自宅へ。。。

 

 

腹筋ローラー

 

やはり随分以前のことだが、腹筋ローラーを買ってきた。

 

テレビコマーシャルを見たのがきっかけだった。

 

若い外人男性が腹筋ローラーに励み、2人の若い女性がその筋骨隆々ぶりをうっとりと眺めている、というCMだった。

 

買い入れ後、すぐに使い始める。

 

しかし、1か月近くの使用を経て、私は、思った。

 

あの若い外人男性は、腹筋ローラーを使う前から筋骨隆々だったのではないか。。。と。

 

 

 

(イラスト:鵜殿かりほ)