子ども、生まれるの記(1)
2021.11.1630年以上前の話である。
初産に当たり、妻が産院を決めてきた。当時の自宅から、車で20分ほどの大きな病院だ。
妻「ものは相談なんだけどね」
私「うん」
妻「この病院、立ち会い出産ができるらしいのよ」
私「ん?立ち会い?誰が?」
山本謙三が書き綴った四方山話です。
30年以上前の話である。
初産に当たり、妻が産院を決めてきた。当時の自宅から、車で20分ほどの大きな病院だ。
妻「ものは相談なんだけどね」
私「うん」
妻「この病院、立ち会い出産ができるらしいのよ」
私「ん?立ち会い?誰が?」
25年ほど前。
わが家の子どもたちのNY生活は、現地校での9月新学期から始まった。
子どもも親も、慣れるので精いっぱいだ。
ようやく落ち着き始めた10月半ばのこと。
その情報は、同級生の母親からもたらされた。
「10月末のハロウィンは、学校で仮装して、生徒が街中を練り歩くのよ」。
エッ、仮装?
街中を練り歩く??
多くの家庭は近くのスーパーや玩具店で安物を買い、子どもたちを変装させるという。
生徒も先生も、毎年、早くから準備しているようだ。
ニューヨーク近郊には、多くの小動物が生息している。
ニューヨークと聞けば、すぐに思い浮かぶのはマンハッタンの摩天楼だろう。
しかし、電車で30分も行けば、森や丘、海に恵まれた自然がある。
マンハッタンの北東、ウエストチェスター郡もその一つだった。
木枝をリスが駆けめぐり、庭には野兎が挨拶にやってきた。
先輩からはじめに注意されたのは「高速道路ではスカンクに気を付けよ」だった。
子、曰く(いわく)
十有五にして学に志ざす。
30にして立つ。
40にして惑わず。
50にして天命を知る。
60にして耳順う(したがう)。
70にして心の欲するところに従えども、矩を踰えず(のりをこえず)。
孔子の教えである。
孔子は、紀元前552年に生まれ、紀元前479年に74歳で没したとされる。
当時としては、かなりの長命だろう。
「70にして矩を踰えず」と悟ることができたのも、長生きのおかげである。
世の中は貼り紙だらけだ。それだけ、思いも寄らぬ行為があとを絶たないということなのだろう。
以前、JRの駅の構内で「トイレ内での 長時間滞在及び飲食は お断わりします」という貼り紙を見つけた。
「滞在」の2文字がやけに頭に残った。貼り紙を作る際には、どんなやりとりがあったのだろうか。
ベストセラー「スマホ脳」にしたがえば、私はどうも「スマホ脳」に支配されているようだ。
集中力の低下が著しい。
私「そうだ、今日は失業率の公表日だったな。確認しておこう」
[パソコンでインターネットを立ち上げ、Googleの検索ページを開く]
私は、アスリートではない。
しかし、スポーツはするのも、観るのも好きだ。
週末は、大抵テレビでスポーツを観戦している。
野球、サッカー、ゴルフ、ハンドボール、なんでもござれだ。
だが、妻は、私の視聴をゆがんでいると言う。
ゆがんでいるのは、妻の私に対する見方ではないかと思うが。。。
20年ほど前、滞在中のニューヨークで、子どもたちを現地校(公立)に通わせた。
子どもたちはもちろんのこと、親である私たちも米国の小学校は初めてだ。
わずか1校の経験なので一般化はできないが、見るもの、触れるもの、すべてが目新しかった。
ガチャガチャガチャ。。。。。
アクセサリーを鳴らしながら登校する生徒がいる。
ブレスレットが多いようだ。
コロナ禍で、在宅勤務が増えた。
新しいワークスタイルは不慣れなことばかりだ。
新鮮でもあり、不安でもある。
オンラインの会議が増えた。
が、うまく接続できないときの「焦り」は尋常でない。
画面上で青い◎がいつまでも回り続けていると、焦りがただただ募る。
昨年夏に引っ越した。
先月の話の続きである(2021年1月KYな話「引っ越し騒動記」参照)。
もともとは、冷蔵庫まで買い替える気はなかった。
しかし、春のある日の未明、近くへの落雷で、数分の停電が生じたようだった。
朝起きると、電力は復旧していたが、冷蔵庫は常温に戻ったままだった。